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システム設計研究会公開研究会(令和元年第1回)

エレクトロニクス実装学会(JIEP)システム設計研究会の公開研究会が6月5日開催され、参加してきた。

昨日感想文を書いたのだが丸々消えてしまったのでかいつまんで記録しておく。

参加者は40名弱と多くはなかったが、聴講者からも積極的な意見質問が飛び交い、大変盛り上がっていた。

今回は、AIに関する発表が2件、フォトニクスで1件、熱設計が2件の合計5件の発表があり、どれも興味深いものだった。

AIでは、群馬大学白石先生から、AIがサーバー<>クライアント型の実装からエッジデバイスへの実装にシフトしているというトレンドが実例を踏まえて示され、後のDMP大渕さんの発表でAI、特にディープラーニングの基礎的なチュートリアルからエッジデバイスを使ったデモンストレーションまで見せていただき、大変勉強になる内容だった。2つのご発表から、AI:機械学習はブームになっているが、実際は画像認識や自然言語理解のような「認識」「判定」レベルで、カーツワイルの「シンギュラリティー」が唱える未来とはまだほど遠い印象を受ける、が、人間の知能とか理解もそのレベルなのではないか、などと考える機会を持ったのは大きい、

シリコンフォトニクスはPETRAの竹村さんが現在の状況をお話しいただいた。国内企業各社が共同で研究機関を設立しているのは面白いが、それほど海外勢の脅威と将来性が見込まれているということなのだろう。最終的にはパッケージから光で入出力することを目指しているが、電気(銅配線)が予想外に高速化しているのでモチベーションが難しそう。

熱設計では、足利大学の西先生がプロセッサの熱モデルの新しい提案を、フューチャーファシリティーズの池田さんがツールの紹介をしてくれた。熱設計ツールも電気系EDAツールと同様、買収と独立の歴史目的がやや漠然としているが、面白いトピックを追いかけられるのが良いところ。今回の研究会前にスタッフで次のテーマのアイディア出しをしたが、それだけで大変面白かった。興味のある方はぜひお声がけください。

終了後に簡単な交流会を開き、またその後有志で二次会三次会まで語り合って、大変有意義な一日だった。三次会で訪れた店は以前から狙っていたが初めてのお店で、甲州と信州のお酒と料理を扱う小さなお店で、長野の水尾、〇ト、酔園、山梨の七賢をいただき、ツマミは味噌(焼きみそ、大葉みそ)で大変すばらしかった(ので日本酒がお好きな向きは是非ご一緒しませんか)。

次回公開研究会は12月開催予定です。またご案内するつもりなので、ご参加をお待ちしています。

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